WTO交渉について2007/09/08 10:54

「貿易自由化」の名の下にWTO交渉が進められているが、このところ交渉は難航している。

原因は選挙であろう。各国政府(あるいは野党も)とも選挙に負けるような政策は採れない。有無相通ずるといった項目の自由化は、既に済んでいる。これからは自国の市場を守るか否かの問題が絡んでくる。迂闊に妥協すると政府の命取りになりかねない。また、政治家は政治生命をたたれることもあり得る。

各国の国民の中にWTOによる自由化反対の空気が出てきているのも自分の生活がかかっていると思うからである。政府として次の選挙で敗戦するようなことはまず出来ない相談である。

WTOはその使命を既に十分果たしたと思う。ここで世界貿易のあり方を反省し、新たな施策を考えたらどうであろうか。一例として途上国や最貧国の輸出を活発にする為のルール作りなどはどうであろうか。

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