農水省官僚 無能・無策 ― 2008/09/10 19:40
農水省が三笠フーズに対して何十回も検査して違反を見抜けなかったそうだ。
はっきり言う。検査日時を通知して検査するときの手法を知らなかったのである。あるいはやらなかったのである。
検査日時を指定して行う検査の例としてISO審査を上げると、検査官がその場で要求する資料は間髪を入れず提出することが要求されるのである。芋づる式に次から次へと関連する資料の提示が要求されるのである。
全ての資料に目を通す時間はないので抜き取り検査となる。しかし、抜き取った項目に関しては根掘り葉掘り調査されるのである。これは日常完璧な管理をしていてもボロが出かねないものである。
但し、このような検査はそれに適した検査に関する教育を受けていなければ出来ないものである。ポット出の素人では検査先に丸め込まれるのが落ちである。
ちゃんとした検査が出来ない検査官をごまかすくらい訳のないことである。逆にちゃんとした検査官をごまかすことは至難の業である。
今回の例は農水省の検査が形式だけのものであった何よりの証拠である。メーカーが巧妙だったというのは言い訳である。
以上元経営コンサルタントの体験からの話である。
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