無荒史談 296 摂政基実の死-藤原・平家の蜜月の終わり ― 2014/02/16 16:39
清盛は基実と組んで政治を切り回していた。この間色々な利権が平家の元に集まっている。清盛は官位は大臣以下のままでフィクサー的な存在であった。ところが肝腎の基実が早世するのである。
基実の子基通はまだ若かった。そのため摂関の地位は叔父の基房に移った。この為多くの所領が基房のものとなるはずであった。清盛は基実の妻の我が子のためにこの所領の大部分を保留して基通のもの-実は我が子のもの-としたのである。これは藤原一族の大反感を買うこととなったのは当然である。
この時、清盛は大臣になった。内大臣を経て太政大臣となったが短期間で辞任している。権力は増したが、官位には執着しなかったようだ。
この後清盛は大病を病むこととなる。出家したのだから一時は医師もサジを投げたのかも知れない。しかし奇跡的に助かったとされている。ただ、この後清盛の心境に変化が現れたと見るのがよい。急に各方面に厳しく当たるようになるのである。又、出家に携わった叡山の僧明雲が勢力を伸ばし始めるのである。
更にこの後平家一門の中に微妙に不協和音が出てくるのである。それは清盛の後継者として宗盛が有力となることである。そうすると保元・平治の乱で活躍した一門に人気の高い重盛と頼盛の地位が微妙になるのである。
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