春はあけぼの-立春に思う2016/02/04 16:29

今日は立春。朝起きて外を見る。先日まで星空と思ったら、今日は空が青みを帯びていた。

春と言うことで清少納言の枕草子を思い出す。「春はあけぼの」という言葉から始まるのだ。

「やうやう白くなりゆく、山ぎわすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。」と続く。

この情景はまさしく立春頃のものではないか。もっと後ではこんな見事な状況にはお目にかかれないだろう。春霞となるのだ。

枕草子の解説を若いときに見たが、春のいつ頃かは書いてなかったような気がする。

早春の朝も味わい深いものだ。