あえて今サマータイムを論ずる2007/09/29 17:42

海外ではサマータイムが終了する時期である。日本での導入論議は春先だけであるが、サマータイム実施上の問題が発生するのは秋であると無荒老は考えている。そこで今時この問題を蒸し返すのである。

前回の実施と異なりコンピューターが普及しており、その中には時計が組み込まれているのが普通である。サマータイムを実施している諸国では、サマータイムに適応するようにプログラムされているはずである。しかし、日本ではサマータイムを実施していなかった為にこのようなプログラムは邪魔であり、うっかり作動するととんでもないことになるので多分組み込んでない。

サマータイムが始まる日には1日が23時間であり、終わる日は25時間である。始まる日は23時=0時であるが、終わる日は24時=0時ではなく例えば24時10分という時間を使用する。このような時間をコンピューターがどう認識するかよくわからない。サマータイム実施諸国では対応しているだろうが日本のコンピューターが対応してる意図は考え難い。

サマータイムの開始、終了時にコンピューターが誤作動すると、大変なことになる事業体が存在する。当然国民生活にも甚大な被害をもたらす。これは事前に予防せねばならないのは当然である。2000年問題よりも事は深刻であろう。

サマータイムを実施するとすれば、全ての事業体でコンピューターが誤作動したりエラーで停止しないかを検討し、必要に応じてプログラムの修正をする必要がある。この準備期間は2000年問題の時から推測すれば少なくとも5年は掛かるのではないか。

サマータイムを実施するのは今日のようにコンピューターが普及していては大変な手間である。時計をいじるのは止めた方がよい。やりたい事業体で仕事を1時間早く始め1時間早く終わるように就業規則をいじるのがよい。

経済界からサマータイムの論議が出ているようだが、あなたの会社のコンピューターは大丈夫ですか。