「湯の中で泳ぐべからず」(小説坊ちゃん)-熱中症との関係は2018/07/26 15:55

夏目漱石は道後のゆで泳いだ経験があるのだろう。小説「坊ちゃん」では主人公の新米教師が大浴場の中で泳いでいたらある日「湯の中で泳ぐべからず」という張り紙が張り出されていた。

そして次の日には教壇の黒板にも「湯の中で泳ぐべからず」と書いてあったという話である。

ところで最近の酷暑で学校のプールの水温が35度になったので熱中症予防のためにプールの公開が中止と言うこととなった。

風呂屋の主人は坊ちゃんの不作法をとがめたのでなく、熱中症予防のために張り紙をしたのかな。あるいは以前風呂の中で泳いで事故を起こした前例があったのかも知れない。

酷暑続きで明治の名作の解釈が少し変わった。