アメリカの鉄鋼関税-アメリカにとり有害だろう2018/06/01 15:53

アメリカが発動を猶予していたEU、カナダ、メキシコに対する鉄鋼関税を発動する。

このように全世界的に輸入鉄鋼の方が安いというのはアメリカの鉄鋼だけが高いと言うことだ。

つまりアメリカの鉄鋼産業はコスト競争に負けていると言うことだ。

アメリカ企業はアメリカ鉄鋼業のコストダウン不足のつけを払う羽目となった。当然アメリカ企業の国際競争力に悪影響が出る。

アメリカの消費者にとってもアメリカ鉄鋼業のおかげで高い商品を買わざるを得なくなる。

トランプ大統領はアメリカ鉄鋼業のコストダウンのサボりを追求すべきだ。こんなことをやっていると「アメリカ、ファースト」が「アメリカ、コスト、ファースト(ワースト)」になる。

水戸学から皇国史観へ-3-吉田松陰2018/06/02 15:34

藤田東湖が名声を高めるにつれ、多くの人物が訪問し水戸学は各地に広まっていく。

そうなると徳川御三家の縛りがなくなる。反徳川の性格が加わった。

特に活発だったのが吉田松陰の松下村塾だ。

また一部の公家も水戸学に共鳴してきた。これが松下村塾派に好都合となった。

反徳川の風潮は過激化し「天誅」の名の下にテロを繰り返していく。

「尊皇」よりも「倒幕」に主眼が移っていく。水戸学は当初から見ると可成り変質してしまった。

さらに藤田東湖の頃から見られていたが、対外進出ないし帝国主義的性格があらわになってくる。

水戸学から皇国史観へ-4-戊辰戦争2018/06/03 16:06

戊辰戦争は錦の御旗が威力を発揮した。

尊皇の気持ちを持っていた幕府は恭順の意を示した。同じように諸藩も恭順した。

しかし薩長軍は軍事作戦に同調を強いたり、言いがかりをつけて開戦している。

さらに近藤勇や小栗忠順などは有無を言わさず処刑した。会津藩は家老の切腹で始末した。さすがにこれらは列強の評判が悪く箱館戦争では降伏で処理した。函館の賊軍はその後許されて明治政府で大活躍している。首領の榎本武揚など功績で子爵になった。

ここで「尊皇」と「佐幕」を対立するものに仕上げたのは水戸学の犯罪的行動だ。尊皇と佐幕は両立しており、佐幕に対するものは「倒幕」だったのだ。それでないと幕府関係の「恭順」が説明付かない。

「尊皇」を政権奪取の道具とした倒幕勢力の方がむしろ皇室を大事にしていなかったとみられる。

「我は官軍」で始まる抜刀隊の歌には朝敵にさせられたまたはされそうになった人々の思いがあるように思える。薩摩に対する恨みを晴らすものとも。(この歌は西南戦争のときのもの)

森友文書改ざん-骨折り大損2018/06/04 15:58

森友文書改ざんの関係者の処分がなされる。減給になるようだ。

さんざん苦労したが関係者は減給なのだ。「骨折り損」以上に大損してしまった。

大阪地検が告訴を受けて調べたが不起訴となった。マスコミが騒ぐような大きな不正はなかったと言うことだ。

要は対応のまずさから倒閣に結びつきかねないようになった。ないはずの文書が出ててくるは出てくるわ。これで終わりとなるかも疑問だ。

「嘘が嘘を呼ぶ」とは愛媛県知事の指摘だ。始めから正直に答えておけば良かったと思う。

今年もイカ不漁か-資源回復のために密漁取り締まりを2018/06/05 15:35

今年のイカ猟も不漁のようだ。密漁船による悪質操業が原因だろう。

今年は去年の例から見て早くから取り締まりを始めたという。早くも北の密漁船が出始めていた。

密漁船は資源のことなど考えていない。放置するとイカ資源がなくなってしまう。

資源回復まで取り締まりは協力に行って欲しい。

スルメは日本の重要な食文化の一つだ。秩序立てて漁ができるように望む。