加計問題-始めから事実を語っておけば2018/06/07 15:39

加計問題は政府がマスコミや野党の挑発に過敏反応しておかしくしてしまったのではなかろうか。受益者であるはずの愛媛県まで怒らせるようなヘマをしでかした。

問題の発端は地方の畜産業振興のための検疫担当の獣医師不足と言うことだ。しかも獣医関連団体はこの問題に何ら対応しなかった。

ここで初めて獣医学部新設が出てきたのだ。特に愛媛県や今治市は補助金を出してまで獣医学部が欲しかったのだ。この現実をマスコミは取り上げていない。野党は獣医師会との関わりでとりあげなかった。

ここで獣医学部新設に対する岩盤規制が出てくる。愛媛県や今治市が15回も陳情しても実現しなかった。規制緩和の特区を利用しようとした。

この構想に応じたのが加計学園だ。愛媛県は何処でも良かったと思うが加計学園しか応募しなかったようだ。

加計理事長は安倍首相と親友だ。その点だけでいろいろ騒がれる羽目となったようだ。

岩盤規制対策は奏功し今治市に獣医学部が開設された。

この事実を丁寧に説明すれば今のような騒ぎにはならなかったと思う。疑獄に発展する余地はないだろう。

小細工で誤魔化そうとしたら逆効果になって騒ぎが大きくなった。政府に対する不信感が残るだけだ。今更元に戻ることは出来ない。