熱中甲子園2023/08/25 14:45

高校野球選手権は慶応の107年ぶりの優勝で閉幕した。

あまり報道されなかったが甲子園では34人の選手と241人の観客が熱中症で手当を受けた。

そして甲子園をホームとする阪神タイガースの岡田監督は此の期間の長期遠征に「ドーム球場が多くて楽だった」と話している。それだけ今年の甲子園は厳しい環境だった。

確かに無荒老が少年時代は暑いと言っても35度になることはなかった。30度を超すのも午後でありしかも毎日ではなかった。それが今年は連日35度付近でありしかも朝から30度レベルだ。

つまり暑さのレベルが違うのだ。昔の根性論が通用しない温暖化ではないか。

此の気候変動に高校野球関係者は気づいていない。何しろ決勝戦を過去と同じ午後2時プレイボールとする無神経である。暑さ対策は不十分といえる。なお馳知事は県の決勝戦が0時半であることに異議を唱えているのだ。

甲子園球場はドーム化すべきだ。改装に時間が必要ならば一時的に他のドーム球場の使用を考えよ。予選は午前中のプレイボールのみとし期間も会場もそれに応じて変更すべきだ。

来年も今年同様な灼熱の日々を考えて対策を打つことを望む。高校球児と支援する観客のために。