自民党派閥の今昔 ― 2008/09/06 19:04
ここ4半世紀の間に自民党の派閥が大きく様変わりしてきたと言える。
今回の総裁選挙で派閥の長がその地位を活用したのは麻生太郎氏只一人である。
今や自民党内の問題で派閥単位で動くのは過去のこととなったようだ。
兎に角現在の自民党には人材がなさ過ぎる。
これを過去の派閥全盛期と比べると隔世の感がする。
派閥の欠点を取り上げているうちに先に派閥のよい面の方が消えてしまったと考えられる。しかも欠点の方は未だに残っているのではないかという気がする。
無荒老は派閥の存在下で新人議員が大臣としての力量を付けることが出来、総理総裁たるべき人材もまた育てられていたという気がする。
今の派閥のリーダーはどんなつもりで派閥を運営しているのだろうか?
立ち入り検査について ― 2008/09/07 19:41
食品安全に関して農水省が企業への立ち入り検査を事前に連絡していたとのことであるが、何も事前連絡していたからと言って検査が不十分であるとは言えない。ただ、事前連絡した場合の有効な検査方法を採っていたかは問題とすべきであろう。
事前連絡をしていた場合の検査は、検査官が要求する全ての資料を即時に提出することが要求されるのである。資料の提出がもたつくと管理不良という指摘を受けるのである。勿論資料の不備や欠落は問題として指摘される。
検査官としては全資料を見るのではなく一定の比率で資料を抜き取って徹底的に調べるのである。例えば特定の日を選びその日の製品について原料の調達、製造記録、倉庫保管状況、販売先、売上金回収方法とその後の顧客の反応に到るまで全資料を要求し疑問点を徹底して調べるのである。
これは高い比率で仕事の不適切を発見する方法として行われている手法である。多少の帳簿改ざんは見抜けるものである。
要は農水省がこのような手法を使って厳しい検査をしていたかである。
無荒史談119-古生物物語-冷却する地球 ― 2008/09/08 19:32
地球は温度を下げていく。時にはスノーボールアースという一大氷河期を迎えたこともある。しかし、冷却したことで太陽エネルギーの利用が優位になったと思われる。
地下の岩石の間隙に生息するほかに、広い海に適応した行動性のある細胞が発達したのである。最初の冷却で海洋は生物に解放されたのである。
この時期には炭酸同化で得られた酸素は遊離状態にあることは少なく、すぐに他の物質と反応してしまっている。最大のものは鉄である。それまで海中に溶けていた鉄は、酸化鉄の形で沈殿を初め今日に見られる鉄鉱石となった。
炭酸ガスは、炭酸同化作用の他、生物が炭酸カルシウムの殻を作ることによっても消費され、地球は温暖化ガスが減少して冷えやすくなってきた。
地球が冷えるにつれ、従来は熱に弱かった為分解して蓄積しなかった化合物が蓄積することとなり、生物の多様性に拍車が掛かることとなった。
最初に発生した微生物は、いろいろに特殊化をしていったが、それらは次いで共生を始めた。いろいろな生活をする細胞同士が結合しだしたのである。現在の細胞核を持つ微生物はこのように共生の結果として生成したのである。
次の選挙の公約として ― 2008/09/09 19:35
厚労省と言い農水省と言い最近話題となっている官僚のいい加減ぶりは国民の常識と異なる次元の連中が官を動かしているという実態を示している。
次の選挙の公約としてこのようなだらけた官僚対策を掲げて欲しい。
税金の使い方を間違えている連中は全員首にするくらいの具体策が欲しい。
いい加減なことをする官僚に振り回されるよりも、政策の実行が人員不足で遅れる方がましだ。このような連中を残すと税金を無駄遣いしてしまうと思う。
おかしな事をする官僚がいなくなるだけで財政赤字は相当減るのではないか。
農水省官僚 無能・無策 ― 2008/09/10 19:40
農水省が三笠フーズに対して何十回も検査して違反を見抜けなかったそうだ。
はっきり言う。検査日時を通知して検査するときの手法を知らなかったのである。あるいはやらなかったのである。
検査日時を指定して行う検査の例としてISO審査を上げると、検査官がその場で要求する資料は間髪を入れず提出することが要求されるのである。芋づる式に次から次へと関連する資料の提示が要求されるのである。
全ての資料に目を通す時間はないので抜き取り検査となる。しかし、抜き取った項目に関しては根掘り葉掘り調査されるのである。これは日常完璧な管理をしていてもボロが出かねないものである。
但し、このような検査はそれに適した検査に関する教育を受けていなければ出来ないものである。ポット出の素人では検査先に丸め込まれるのが落ちである。
ちゃんとした検査が出来ない検査官をごまかすくらい訳のないことである。逆にちゃんとした検査官をごまかすことは至難の業である。
今回の例は農水省の検査が形式だけのものであった何よりの証拠である。メーカーが巧妙だったというのは言い訳である。
以上元経営コンサルタントの体験からの話である。
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