谷垣人事-舛添氏の対応如何2010/04/01 19:01

谷垣自民党総裁が参議院選挙対策本部補を強化する人事を考えているらしい。その目玉が舛添氏と言われている。

勘ぐって見ればこれは離党すらほのめかしている舛添氏をつなぎ止める策と取られる。つまり舛添氏を自民党の体制内に縛って行動を制限しようとするものである。谷垣総裁にしてみれば舛添氏が離党しては困るのである。

舛添氏は執行部に不満を持っていることは公然たる事実である。執行部をそのままにして舛添氏を取り込むことが出来るのか見物である。

一方舛添氏から見ると従来の主張の執行部の改造なしで党の役職を引き受けることがどのような意味をもつかを考える必要がある。自己の主張を曲げるとすればそれなりの説明をしないと人気が急落しかねないのである。これは極めて難題と言える。

この辺を上手にやらないと自民党の支持率は急降下しかねない。選挙民にとって「政治とカネ」抜きで民主党を支持するか。選挙に棄権するかを選択する羽目になりかねない。勿論自民党に投票を止める選挙民は民主党離れの選挙民を上回る可能性が大なのである。