参院選挙-小澤幹事長強気 ― 2010/04/17 19:01
鳩山内閣が不人気であるが民主党の小澤幹事長は参院選挙に強気の構えを崩していない。それには何らかの理由があると思われる。
小澤幹事長は今の所参院選挙に専従している。野党との交渉に呼び出される様なことは極めて希である。
このような「幹事長不要」の事態でも民主党の国会運営は順調なのである。まずは全野党共闘など成立したためしがないのである。しかも自民党系の政党だけが反対という事例も少なくない-公明、共産両党からも支持される-ような政府提案もみられるのである。
輿石幹事長代行、山岡。平田両国対委員長、松本・西岡両議運委院長などその活躍は予想以上に華々しいと思う。これから見れば小澤氏と交渉の場を設け、その行動を制約することが出来ない自民党の面々は影が薄いと言える。
とというわけで小澤氏はフリーハンドで参院選挙を戦えるのである。これだけ余裕があるので独自ルートでの情報がかなりあり、その結果鳩山内閣の不評にもかかわらず参院選挙に「勝てる」という考えを持っているのと思われる。
その内容を無荒老なりに推察すると次の様になる。
1.民主党から離れた有権者は自民党に流れていない。他の政党が如何に勢力を伸ばしても民主党を脅かすだけの実力はない。
2.自民党支持層はごたごたにいや気が差し、離れつつある。
3.最後の段階で政権与党に投票する有権者が可成りいると判断する。
4.今回の選挙は投票率が極めて低い。これも自民党の支持層離れが重大要因である。
当たっているかどうかは知らないが、小澤氏はこれに類する情報を掴んでいるので強気で民主党の候補者の尻をひっぱたいているのではなかろうか。その一環として新規候補者の擁立をしているのではないか。
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