石原知事の大相撲論-正浩を獲ているのではないか ― 2011/02/10 18:50
石原知事の論法の中で無荒老が特に評価しているのは、「国技を捨てろ」という点である。
他のプロスポーツと比較しても相撲協会は国民が相撲を優遇すべきものと信ずるを持ってはいないのだ。
国にしろNHKにしろ他のプロスポーツよりも優遇すべしであるという論理的に説明する根拠は持っていないであろう。
つまり石原知事の論法のとおり、大相撲は一つのプロスポーツに過ぎないのではないか。
なにも天皇賜杯の権威に関する事はない。サッカーにしても競馬にしても天皇賞はあるのだ。これらのプロスポーツにはは公認の賭けが成立しているのだ。大相撲の天皇賜杯があるのは単に昭和天皇がフアンであった事の名残と思えばよい。何も止める理由など無い。
しかし、相撲協会に他のプロスポーツ団体よりも特権を与える理由など無いのは石原知事の論ずる通りである。
プロレスで八百長があったと目くじら立てる人間がいるだろうか。そのつもりで見るとすれば大相撲が「国技」にこだわる方がどうかしている。
逆に「国技」へのこだわりを捨てて生きる道を探す方が大相撲がどん底から立ち直る良策と思うが。
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