予算を巡る各党のせめぎ合い-恐ろしいのは日本財政の頓死なのだ2011/02/28 18:58

国会では日本はそっちのけで各党のせめぎ合いが続いている。国民にかかる迷惑など無視されているのではないか。

ここで一番危惧するのは日本財政の「頓死」である。経済上の頓死とはいわゆる「黒字倒産」に類するものである。即ち通常であれば倒産しないはずのものがちょっとした資金繰りの不始末で倒産するのである。

具体的に言えば自公政権時代に発行した国債が議会の不手際で償還できなくなる事態である。

これは国際的に大混乱を起こす。確実な資産であったはずの日本国債が紙くず同然となるのである。日本の銀行は全滅するし、多くの企業は資金繰りが破滅するのである。その影響は日本国内に留まるものでない事は明白である。

世界経済でこんなお粗末な話はなく、日本が不景気の全責任を負う羽目となるのだ。

「足して2で割る」という事は以前酷評された手法ではあるが。ここはそれを復活しても最悪の事態を避けるべきでは無かろうか。

与野党ともに意地の張り合いはそこそこにして欲しい。