TPP参加問題-国益のためには離脱の道を閉ざすな2013/02/27 17:00

自民党の調査部会が条件付ながらTPP交渉参加を認めた。

この場合、国益のために離脱する道を残すようにすべきなのである。

問題の内容であれば、批准反対や自民党離党などの手を打つことを早めに宣言すべきであろう。

なお、農産品等は、TPPとは関係なく国際化=輸出振興の道を推進しておくべきだろう。これは狭くなっていく日本国内需用に対処するために必要であり、これ以外に一次産業振興の道はないのである。輸出増加のためには相互主義の立場から市場開放は不可欠となりかねないが、輸出で稼ぐようにすることは可能と無荒老は見ている。

また、健康保険のように日本のシステムが米国より優れているものを改悪せよという要求は拒否すべきものである。他にもあるだろう。

「決裂辞さず」という交渉をするために与党の責任は重いのだ。「妥結したい」という交渉では相手になめられるだけだ。