人口動態調査で人口減最大-現実を直視した政策を2015/07/02 16:16

人口動態調査が発表され、過去最大の人口減少となった。たぶんこれは昨年の調査時には推定できたことだろう。

人口というものは短期では割合推定しやすいのだ。来年還暦を迎える人は今年59才の人数を上回ることはないのだ。最近の59才の死亡率を勘案すれば可なり確実な値となるのだ。

今年突如として提案された高齢者の地方移住などの原因は数年前から予想されておくべきものなのだ。

また、米の消費は確実に減少するのだ。高齢になると食べるのは少なくなるし、人口減で消費量は減るのだ。他の農産物もしかり、輸出しなければ希望が持てる農業はあり得ないのだ。

介護の充実も必要だろうがそれよりも健康寿命を大幅に伸ばすことを考えないと高齢者福祉は破綻しかねないのだ。

何年かの人口の傾向を詳しく見ればどのような政策が必要かは割と簡単に見つかるだろう。現実を直視して中長期の計画を立てる必要があろう。