無荒史談166-日本の戦-会津・箱舘戦争2009/01/27 19:15

倒幕の主流であった官軍各藩の中で、実権を握っていた下級武士階級出のものが中心となって新政府を樹立しようとした。当然奥羽・北陸・東北の諸藩は疎外されることになる。服属を拒否した為攻撃された。ただ、軍備の改革が遅れていたのであっけなく敗退し、降伏してしまった。

幕府海軍の総指揮官であった榎本武揚は幕臣が疎外されていたので彼らに新天地を与える目的で北海道に逃れた。彼は立場上最新鋭の艦隊を率いていたので、新政府軍も急に制圧することは出来なかった。榎本は北海道の独立を宣言し、欧米列強の承認を求めた。

榎本の配下にあった最新鋭軍艦が悪天候の為失われると、優位性は一挙に崩れた。新政府軍は次第に追いつめていく。榎本はついに降伏した。榎本の人物・能力は新政府から高く評価されていた。彼はその後明治政府の有力メンバーとして活躍することとなる。また、彼とともに行動した若手も命を助かっただけでなく明治政権の中で活躍した人物も少なくない。