日銀の物価見通し-0%へ2015/03/17 16:09

日銀の物価見通しが0%台となった。金融緩和だけではこうなるだろう。

何しろいままでの物価上昇は円安による海外要因が中心ではないか。国内に物価上昇要因はあまりないのである。

他方で年金支給額は毎年引き下げが予定されている。下手をすると今回の賃上げは消費に回らずに貯蓄に回りかねないのだ。

いまは「飽」の時代なのだ。消費支出を刺激するのに各企業が苦心していてもこの状況なのだ。一例がスマホからガラケーへの買い換え傾向なのだ。消費者は時にけちけち作戦をいることもあるのだ。

日銀でやれる物価対策はこれが限界だろう。第三の矢や第四の矢が機能しなければ日銀がどんなに力んでも景気回復は限界があると思う。

日銀は政府に第三、第四の矢を要求するのが賢いのではないか。