夫婦別姓訴訟-江戸時代までは夫婦別姓2018/05/11 15:35

事実婚のカップルが夫婦別姓を求めて訴訟した。

無荒老が思うに夫婦同姓制度を擁護する理論は日本の歴史的に見て根拠薄弱だ。

江戸時代まで夫婦別姓という証拠はあるが同姓の証拠は寡聞にして見たことが殆どない。

歴史上の人物でも婚家の名前で言われているのは細川ガラシャくらいである。これも公式には「明智玉」であったと思われる。謀反人の娘という点や、クリスチャンであったことから婚家の姓になったのかも知れない。

夫婦別姓の記録は続日本紀から見られる。この歴史書は公式史書である六国史の一つなのだ。この中には夫婦同姓の記載は見当たらない。以後江戸時代までガラシャ以外は夫婦別姓だ。(日本書紀は臣下の事例がないので不明)

夫婦同姓制になったのは明治時代である。それでも有名な正岡子規の自作の墓碑銘を見ると夫婦別姓の名残が感じられる。

日本の夫婦同姓の歴史はたかだか150年なのだ。夫婦別姓論者はもっと歴史を活用して主張すべきだろう。

なお一人っ子同士の結婚が今後増える可能性がある。この場合は夫婦別姓にした方が結婚の障害とならないと思う。