裁量労働制で過労死-企業側の重大責任2018/05/17 14:59

裁量労働制で働く人が過労死する事態が発生した。亡くなられた方にお悔やみ申し上げる。

これは企業側に重大な責任がある。裁量労働制を時間外手当をケチる目的で使ったとしか思えない。これは裁量労働制度を崩壊させる元凶である。

裁量労働制は仕事の改善を通して能率を上げるためのものでなくてはならない。そのためには仕事量を明確にし、作業改善のための権限を与えなくてはならない。

裁量労働制の導入の成果は労働者の勤務時間が短くなることで評価すべきだ。時間短縮が見られぬならば、使用者は指導や助言をするのが筋である。

部下の健康に目を配るのは上司の義務なのだ。それが出来ないのはブラック企業だ。

人間性を無視する企業には裁量労働制や髙プロ制度の導入を禁止すべきだ。これは法制度のどこかに入れる必要はないか。

また、裁量労働者や髙プロ労働者に対するヘッドハンチィングを盛んにすることが望まれる。これらの労働者は能力が保証済みだろう。そしてブラック企業には打撃を与えるものだ。