東電工程表-工程表のための工程表では意味がないのだ2011/04/28 18:36

工程表が提出されたら工程表に関する報道が皆無と言える状態だ。東電、政府、それにマスコミは何をしているのだ。

東電だが、請求されたからとりあえず作ったと言われても仕方がない。杜撰なものでも期限内にとりあえず提出したという事では困るのだ。

政府だが提出させたので一件落着ではないのだ。このような重大事故であるから毎日工程表に関する報告を求める事と、その内容を公表する事は責務ではないのか。

マスコミだが、1週間も経たないのに工程表の事など綺麗サッパリ忘れたと言われても仕方がないだろう。

3ヶ月先の状態が公約されたのである。それを実現させる様に関係先(この場合は外野席かも知れぬ)が圧力をかける必要がある。多分実施中に見直しの必要が出るであろう。-それは通常の場合起こるというのが経験者の常識である-この場合、責任ある行動とは工程表を実行可能なものに遅滞なく見直す事であるのだ。

工程表の見直しに関してマスコミが留意すべき点はここである。見直す事が責任を果たす事であり、実施不能となった工程表に固執する様な追求はマスコミが解決の足を引っ張る事に繋がるのだ。工程表の勇気ある改正は称賛すべきものなのである。

現在は杜撰とも言える工程表であるが、毎日見直す事によって効果的な問題解決の道具となるのだ。これを考えて関係者は行動して貰いたい。