無荒老人の放言録

１＄が９０円くらいとなった。これは円高是正くらいであり、「円安」と言うほどではなかろう。

ところがもう内外から悲鳴が聞こえてくる。

国内は勿論燃料の値上がりである。今年は寒いので問題である。又、電力に切り替えられたらこれも電力のショートとなりかねない。

海外では韓国が騒ぎ出した。円／ウォンの関係は数年前から見ても可成りの円高であるが、ウォン安に頼ってきた韓国経済は大変なことになるそうだ。

次は米国自動車業界である。屈指の圧力団体が政府に対策を要求する始末である。

自民党が選挙に勝ってから１月でこの有様である。今から何が出てくるか予想もつかない。

日本でもっとも注意すべきはスタグフレーション－不景気下の物価高－である。政府も政治家も対策を誤りなく。

スタグフレーションが明確に現れてくると自民党は夏の参院選挙に負けるよ。