”雨水”の頃2008/02/21 19:07

無荒労が好きな万葉秀歌の一つは

梅の花いまさかりなり百鳥の声の恋しき春来るらし

である。

無荒老は健康の為に毎日近くの100メートルクラスの丘に散歩している。24節気の一つ”雨水”今年は2月19日であった。この2月中旬から下旬に掛けてはこの歌が雄弁に物語る現象が起きる。

毎日散歩していると気付くのであるが、この頃突如として小鳥の声が変わる。つまり日常の声から愛のさえずりとなるのである。これは春の訪れを雄弁に表している。

考えてみれば自然なことである。すぐに啓蟄である。虫が出てくる頃である。小鳥たちにとって子育てに必要な虫が沢山得られる。そうすればこの時期に愛をささやく意味がわかるというものである。

今年も「はっ」と思った。毎年繰り返すが自然の摂理に感動する時である。