ブブッシュ政権の怠慢が世界経済を混乱に陥れた ― 2008/03/05 19:01
株価は乱高下するわ、ドルは下落するわ、世界経済は混乱する一方である。
この原因ははっきりしている。ブッシュ政権が米国の事情に目をつぶって対外的な問題で「よい子」になろうとしたためである。つまり国内問題については「怠慢」の一語に尽きる。
通常閏年はアメリカの大統領選挙の為に時の政権が必死に景気浮揚策を採り、政権与党の継続の為に全力を尽くすのであるが、ブッシュ政権はこの点で普通の政権と異なっている。
常識的にはこの時期は景気浮揚の為に莫大な労力を取るのがアメリカ大統領である。ところがブッシュ氏はその点では例外的である。これでは民主党に政権を取ってくれと言うことである。
アメリカだけで済むのならまだよい。問題は全世界に波及しているのである。このような事態が続くとすれば、アメリカ以外の国は、アメリカ抜きでの発展を考えざるを得ない。このような事態となればアメリカの威信は空に帰するのである。
今からでも遅くないから外交の面子に拘らず、アメリカ国内の景気回復の為に努力して欲しい。外交上の面子に拘り、内政をおろそかにしてツケが今来たのだ。
ブッシュ大統領は、中東に首をつっこんだのはよいが、肝心のアメリカ国内の問題をほったらかしたといえる。
日本政府も日米同盟を言うならば、アメリカに対してこのようなことで注文を付けるべきであろう。
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