無荒老人の放言録

政治とカネに関して自民党は攻勢に出ており、長崎知事選挙では一応の効果が出た様だ。

ただ、現在の手法は雑すぎる。このままでは民主党からの逆襲に耐えられないのではないか。民主党が何時までも守勢であるとは思えない。

第一に個人攻撃から一歩も出ていない印象を与える。これでは対策を考える側では楽である。最も有効な時期を見計らって小澤氏の喚問や幹事長辞任などを仕掛ければよいのである。これも状況によっては実行しなくても済むのである。上手く幕引きをすれば参議院選挙の時は小澤氏の件は他の話題に隠れてしまうのである。

第二に個人攻撃以外の手段を明示できないことである。逆に民主党の方から企業団体献金廃止の立法化という返し技を掛けられる可能性が大なのである。

そろそろ個人攻撃を止めて政治資金規正の政策面の議論を並行して進めないと夏にはしっぺ返しを食いかねないとの危険性を感じる。