日本農業振興策-全政党の公約に失望2013/07/15 16:47

参院選挙での各政党の農業振興策を見た。全党落第である。

とにかく従来の農協の主張に迎合しすぎる。何とか甘やかして票にしようとする魂胆ではないか。農業振興とはほど遠いものだ。

何しろ未だに古い「護送船団方式」が幅をきかせているのだ。海外の農業国の攻勢におびえている幹部がいる限り改革は無理だろう。

少し脱線して「護送船団」触れておく。護送している軍艦がいなくなった時、確実にやられるのは一番遅い船である。高速の船はさっさと脱出して助かるのだ。

ここは国際的に強い農家を全農家が見習うようなシステムを作ることだ。現在少数派である輸出に強い農家が日本の農家の大多数を占めるようになれば、どのような農業国の産品も怖くないのだ。いや、日本農業は他の農業国の脅威となるのだ。無荒老はそれが出来る潜在能力が日本農業にあると信じている。

ちなみに日本農業と農業国とは産品のコンセプトが違うのだ。日本は消費者の安全と味を重視する。農業国は価格を重視するのだ。勝負は可能なのである。

日本農業は「グルメ」を相手にすれば国際競争に負けないと無荒老は信じている。

輸出できる農家がどんどん増えれば、新規就農者も増えるだろう。それは生き甲斐のある農業、魅力ある農業ではないか。狭い日本だけを相手に考えるような農業関係者は要らない。輸入以上に輸出することが出来れば自由化など怖くないのだ。

このような考えを持つ政党があれば無条件に投票するのだが。