無荒老人の放言録

首相の表現では「アベノミクス選挙」だそうだ。だがアベノミクスはすべて結構なことではないのだ。そこを野党がどう突くかも興味がある。

景気の回復が遅れているだけではない。デメリットが地方や弱者には先行して到達してていると思う。

デフレ脱却というが、インフレに相当する収入増が速やかに追いつかないと景気は回復しないのである。インフレの方が先行しすぎると生活は苦しくなるのだ。しかも輸入インフレが円安でじわじわと強まっている。これはメリットがまだ届いていない人には打撃なのだ。

地方では安倍首相のいうほど景気が回復してはいないようだ。またて、中小企業でもそんなにメリットを受けていないだろう。

その現れとして最近の地方選挙で自民党の成績が芳しくないのだ。中央でアベノミクスが叫ばれているのに。

もしも「置き去りにされている」という雰囲気が強くなればアベノミクスは苦戦するのではないか。

デメリットに気を配らないと自民党は思うように議席がとれないかも。