個人消費伸び悩み-節約志向に打つ手なしか2015/08/17 16:04

内閣府が発表した今年4-6月期のGDP速報値では個人消費の不振が明らかになっている。

この原因の最たるものは政府が景気対策を日銀に丸投げしたことだろう。又、日銀も丸投げをよくぞ受け入れたものだ。

国内消費が減少したことは個人の貯蓄が増えたことになりはすまいか。いつもGDPの発表時には貯蓄動向が含まれていないので推測するしかない。

現在年金の受取額は相対的に減少するシステムになっている。そうすると引退時に必要な貯蓄の額が増加するのだ。消費を絞って貯蓄に回してもおかしくない。

さらに地方では景気回復の実菅が乏しいという。一部の消費者が個人消費を増やしても追っつかないのでは?

10年先くらいを見通した消費対策をとらぬといけないのではないか。今とられているのは目先のことばかりだ。