天津爆発から10日-原因はわからないだろう2015/08/22 15:48

天津爆発事件から10日経ったが、自己の全容解明にはほど遠い。

今の状態ならば事故の実態は永久に判らないだろう。

直径100メートルもの大穴があいている。これは一つのヒントだろう。これだけの爆発の原因となる物質があったのだから何物かは見当がつくはずだが?威力がTNT換算何トンかは大凡見当がつく。それに相当する荷物があったはずだ。報道から見れば硝酸アンモニウムだが、それも信用して良いものか。

しかし、それも探索が困難かも知れない。果たして許可の範囲内の物質が許可の範囲内の数量で置かれていたかはきわめて疑わしい。或いは荷物の全体を把握している人物などいないのではなかろうか。

危険な化学物質は多くの種類に分けられる。ショックで爆発するもの、燃えやすいもの、酸素を発生するもの、水や空気と反応するもの、等々。これらは原則として別々に保管しておく必要があるのだ。さもなくば火災などの時適切な消火が出来ないのだ。

また、毒劇物は他のものと区別して厳重に保管する必要があるのだ。

今回の事故ではこの区分が守られていなかつたという気がする。目先の利益のために違反した管理をしていたのではなかろうか。

シアン化ナトリウムの扱いの杜撰さは戦慄すべきものがある。これではテロリストが大量に盗んでも判らないのではないか。中国政府よ、しっかり管理しろ!