無荒史談118-古生物物語-地表の微生物2008/09/05 19:07

地球上に発生した微生物が地表に出てきた時、そこは極めて過酷な環境であった。地殻内と異なり流動する液体、気体の存在下である。熱エネルギーは今までほど利用できなくなり、時とともに減衰する放射能によるエネルギーも期待できなくなっていた。

此処で地表に出てきた微生物は今までと異なる進化を運命付けられたのである。 自然界で作られた有機化合物は、可成り消費されていたので、生きる為には他の生命体を攻撃することも必要となったのである。

この間に従来の高エネルギーのガンマ線に代わり、太陽からの光線による炭酸同化が取得されたのである。

一方で炭酸同化とその結果である糖類の利用に代わり、他の化学反応によってエネルギーを得るという、硫酸菌、鉄バクテリア、その他の無機栄養細菌が発達したと思われる。