麻生降ろし-時間切れではないか2009/06/29 19:00

自民党衆議院議員の中には「麻生降ろし」なるものを試みている人がいる。

しかし、もはや時間切れではないか。

安倍、福田氏が退陣したとき、次の総裁選出まで1月くらい掛かっている。今回もそのくらい掛かるであろう。そうすると8月になってしまう。この間議会審議はストップするので国会は閉会となる。重要法案は全て廃案となる。

そうすると次の総理を選ぶのに臨時議会を招集しなくてはならない。総理選出、組閣直後の解散となる。

これは麻生総理が安倍、福田両氏のように突如投げ出したとしての計算である。麻生総理がすぐに投げ出す気配がないので、衆議院議員の任期が9月10日までであることから見て「麻生降ろし」は実現不可能なスケジュールではないか。

自民党衆議院議員候補者はどうあっても麻生総裁の旗の下に戦わなければならないのである。それがいやであれば離党して無所属なり新党を作るかで選挙に臨むほかはないではないか。そうする度胸のある人が何人いるかな。また、そのような動きをした議員に自民党執行部が離党を勧告し、選挙区に刺客を送ることができるだろうか。