憲法調査会-最初に議論して欲しいこと ― 2011/11/17 18:40
漸く憲法調査会がもたれるようになった。此処では十分な論議がなされてしかるべきであろう。
そこで無荒老がまず各党にやって欲しいのは今までの憲法の評価である。日本で憲法が施行されてから久しい。しかもそれなりの効果があったに違いない。
明治憲法の下で日本は極東の小国から世界に認められる軍事大国に成長した。そして最後は軍部の暴走で破滅的な敗戦を迎えた。
現憲法は不毛の焼け跡の祖国を経済大国にのし上げた。しかし、多量の国家負債で身動きが取りづらくなってしまった。
無荒老は思う。この二つの憲法の何処が良くて何処が悪かったのか、まず各党で議論すべきではないか。
今までの憲法の評価なくして新しい憲法を作るのはおかしいと思う。
ちなみに改憲論者が現憲法に賛成した人々の系列に属し、護憲派が現憲法に対案を出したり反対した人々の系列にあるというのは時代の皮肉であろう。年寄りはそれくらいは覚えているよ!
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