年金財源試算公表-本当に必要なのは年金総額を算出する根拠ではないか ― 2012/02/06 18:16
年金の総額を算出する試算は以前からなされている。しかし、その根拠である出生率や平均寿命などの重要な仮定値はあまり公表されていない。
実はこれが問題ではないか。可成り楽観的な数値を使用し続けたのではないか。現在の財源不足の問題はシビアな見方をすれば可成り以前から認められていたのではないか。
これは厚生官僚の重大なミスであるが、同時にそれを黙認した政治家の責任でもある。
党利党略はこの際禁物である。最も悲観的なデータを使ってどれくらい必要かを試算すべきであろう。つまり「安全サイド」での試算をすべきなのだ。
恐るべき数値となったにしろ隠すべきではない。シビアな現実があることを国民に知らしめる必要があるのだ。
例えば現在65才支給開始である。と言うことは25才から働き始めて65才まで積立は40年、平均寿命の80才まで受取は15年である。これを元に計算しているだろうか。
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