米国のイラン制裁-果たして効果かあるのだろうか2012/02/07 18:48

米国が対イラン経済制裁に躍起になっている。ところて現状でこれが有効なのだろうか。

たとえばの話であるが、中国系の商社がイラン原油を輸入する手続きをとる。この原油は堂々とホルムズ海峡を通過することが出来るであろう。

同じ商社が中国産の原油と称して日本に原油を輸出する。これも堂々と行われるのであろう。仮にこの原油がイラン産であっても解明するのは困難であろう。

この代金はひとまずは中国系商社に渡るであろう。そこから複雑な経路をたどってマネーロンダリングがなされ、最終的にイラン政府に入るであろう。つまり米国の思惑は無荒老の頭脳でも考えられる抜け道があるのではないか。これは無荒老の一つの想像である。当然この外により巧妙な手法があるだろう。

経済学の論理からすれば米国は日本に対してイラン産の原油を購入しない代わりにより有利な条件で原油を供給すると言うべきではないか。それならばイランも考えがあるというものだ。

イラン原油の禁輸に対してそれなりの補償をしないのならば日本は同調する必要はないのではないか。