無荒史談160-日本の戦-戦国時代の終わり2009/01/09 19:09

本能寺の変の時、織田軍は各地に転戦していた。その中で羽柴秀吉は対戦相手の毛利氏と和議の交渉が進んでいた。彼は大至急和議を纏めて京都に急行した。この時の判断が彼を覇者としたのである。明智軍と戦い勝利した。このことが彼を信長の後継者争いで優位に立たせる。

前田利家を部下とし、柴田勝家を滅ぼし、軍事的に制圧できなかった徳川家康は、外交的に苦労しながら臣従させることに成功した。毛利氏は先の和議の延長で従わせることに成功した。四国、九州はたいした戦なしに軍門に下った。

最後に残ったのは東国であるが、伊達政宗を臣従させ、北条氏を滅ぼして天下統一を完成させた。

豊臣政権には致命的な欠陥が2つありそのいずれもが政権の滅亡に関わるのである。

一つは秀吉の子飼いの部下が2派に別れて抗争したことである。もう一つは有力大名の勢力を削ぐことが出来なかったことである。特に徳川家康は軍事・経済両面で大勢力を持っていた。

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