五輪で消化試合-運営の改善必要2012/08/01 17:45

日本のナデシコもこれに類することをしたから大きな事は言えないが、バドミントンでは露骨な試合運びをしたようだ。

これは現行の予選リーグ方式に問題があるだろう。決勝トーナメントに進むことが決まれば後は消化試合であるのだ。

引き分けも負けも次の試合のための作戦となっているのだ。

これをなくするためにはトーナメント方式の方が優れている。敗者復活を加えて救済するのがよいだろう。現に他の種目ではこれで問題ないのだから。

またツアーバス事故-今度も会社に問題がありそうだ2012/08/02 17:29

死者は幸いでなかったものの、またツアーバスの事故が発生した。

運転手は病気入院後初めての運転と言うことだ。

しかも医者から運転を止められていたとのことである。

会社として従業員の入院を知らないわけがない。医師の意見を会社としても聞くべきであろう。

十分なリハビリをして運転可能になつてから乗務するようにすべきではなかったか。

無理して運転することは運転手本人にとってもよくないことなのである。

金融庁野村に指導-証券界は自覚が足りない2012/08/03 17:40

野村がインサイダー取引で金融庁の指導を受けた。野村は大いに反省すべきであるが、これが氷山の一角でないことを望む。

無荒老は思う。最近証券業界は本来の責務を放れてマネーゲームに軸足を移しすぎていないか。

市場は産業界に効率よく資金を供給するのが本来であろう。市場と産業界とを結ぶ役割が証券業界であるはずだ。

インサイダー取引はこの流れにとって悪影響を及ぼすのだ。言語道断の行為である。

産業界の必要な資金を投資家が安心して出資するにはどうすればよいか。本来の業務を考えて行動して欲しい。おかしな事をすれば資金は市場からタンスに引っ込みかねないのである。

尊厳死法制化-反対する人の誤解を解きたい2012/08/04 18:59

尊厳死を認める法律が超党派の議員で提案されそうになってきた。尊厳死協会員である無荒老には朗報である。

ところでこの法律に反対する方がおられる。その多くは障害者などに死を強制しないかと言うことである。

これは尊厳死協会の活動を見る限り的はずれであるのだ。

尊厳死を望む人々は、回復不可能な状態で、残された若干の期間に意味のない延命治療を施されることを拒否するものである。これは生前の意思によるものであり、他から強制されるべきものではないのである。

反対論を唱える障害者団体の方にお願いする。どうすればあなた方の恐れる事態が起こらないか是非対案を示して欲しいのである。無条件の反対は議論を前向きにしないのである。

自分が必要としないと思う「延命措置」を拒否する自由は尊重すべきではないか。

「平清盛」-史実はこうだ14-源義朝2012/08/05 17:43

義朝なくして鎌倉幕府はある得なかったと言われる。彼が再構築した東国武士団は頼朝に受け継がれたのである。逆に清盛が東国武士団を我がものにできなかったので平家は滅ぼされたとも言える。

東国武士団は義朝から5代前の頼信にその端を発している。頼信が東国武士内の異分子平忠常を討伐してから源氏に従う東国武士が出始め、続く頼義、義家が東北地方を征服する時に家人として組織されたのである。

朝廷は源氏が東北地方に進出しかねないことを恐れ、義家を陸奥守から外した。その空白は奥州藤原氏が埋めてしまった。

義家を継いだ義親と為義は、東国武士団を放置したようだ。団結の中心が影が薄くなり混乱してきたと思われる。更に義家以後の新興豪族である源氏の傍流である佐竹氏、足利氏、新田氏、武田氏などは為義に従う意志などなかったであろう。

義朝が少年時代に東国に移住した時、東国武士団の統制はたががゆるんでいたと思われる。また、為義がどのような意図で義朝を東国にゆかせたかは謎である。{邪推をすれば体よく追い払ったのかも?}

義朝は東国武士の争いに介入して家人を増やした。その結果東国は安定し、中央に年貢が入りやすくなったのであろう。武家の統領として実力が認められ中央でも重んじられるようになったのであろう。

彼は下野守となった。見方によっては足利氏を配下にする手段としたのかも知れない。事実保元の乱では義朝と同等に扱われていた足利氏が頼朝の時代には家臣となっているのだ。

下野守は父の為義が生きているのにされを超える官位を得たと言うことである。これは希有のことである。それだけ朝廷が懐柔しようとしたのか?あるいは当時はやりの成功(賣官)なのか?

頼朝は彼が築いた南関東から東海に掛けての東国武士団の地盤を受け継ぐことに成功した。せいぜい1国規模の足利、新田、武田氏は頼朝に従わざるをえなかったし、それを拒否した佐竹氏は滅ぼされたのである。