北朝鮮の後継問題-歴史はこれを王朝の開始と見る2009/05/29 19:03

金正日氏が健康時要の問題がとり沙汰されてから、彼の後継者が話題に急浮上している。

ここでは後継者の候補が全て彼の子供と言うことである。国内事情で他の血統から出せないのかも知れないが。

歴史上3代も同じ家族から最高位が出た場合、王朝と見るのが常識なのである。たとえそれが即位の儀式が無くてもである。

代表的な例がローマ皇帝である。建前として皇帝という位はなかったのである。初代のアウグストスは共和制時代の主要な役職を独り占めにし、帝政初期の彼の後継者も同様であったのである。その時の称号「インペリトール」が後に皇帝を意味することとなったのである。

金正日の後継者が彼の息子であれば、この国は北朝鮮王国と言うべきであろう。3代目ともなれば臣下が実権を握ったという例も歴史上数多くはあるけれども。