遍路道に人種差別の張り紙-御仏の心が分からぬ者の仕業2014/04/14 16:24

四国88ヶ所霊場の遍路道に人種差別の張り紙が見つかったという。勿論遍路する人々の多数の考えとは異なる。そもそも御仏の心にも弘法大師のお心にも違反するのである。

四国88ヶ所は世界遺産に登録しようという動きがある霊場なのである。「南無大師遍照金剛」という仏教では由緒あるところだ。ちなみに弘法大師は中国で修行をされているしそこでも才能が認められているのだ。

そもそも仏教は人種差別をしないのである。これはお釈迦様が布教を始められて以来連綿として続く伝統なのだ。世界遺産となれば諸国の仏教徒はもとより異教徒も多く遍路に訪れるかも知れない。異教徒と雖も差別することなく「お接待」するのが四国の人々の筈なのだ。

又、今後は色々な案内は日本語だけでなくいろんな言語での案内も必要となるのではないか。88ヶ所は日本だけのものではなくなる可能性があるのだ。そして世界に御仏の教えが普及することが期待できるのだ。

今回事件を起こした御仏の心が分かっていない人物は早く悔悟することを望むのである。

なお、対象となった張り紙をした異国の人に告ぐ。遍路道はみんなの共同財産です。張り紙をする時はその地の関係者に了解を貰ってからにして下さい。遍路道には美観も必要なのです。