統一球問題-ミズノの説明には首をかしげる2014/04/15 16:23

統一球が規定以上に飛びすぎる問題でミズノが謝罪した。これは当然だろう。しかし、説明には何かもの足らぬ部分がある。

糸の乾燥の問題と言うことだが、この因果関係は何時分かったのか。前々から技術的に分かっていなかったのならば対策を打つべきなのだ。糸の乾燥に関して管理をしておくべきであるのだ。

糸の乾燥が問題ならば生産時期で飛が違うのではないか。そこにも説明はない。製造日が追跡できれば、合格品を選び出すのに有効な手段であるが、いつ頃製造されたのは合格品が多いという話もない。

一部の報道では去年と同じ材料と言うことがあったが、去年の製品は飛過ぎたのである。どのようにして規定に収まるようにしたのかの説明もない。

規定の品物を選別して供給すると言うがこれも技術的にややこしいのだ。少なくとも同一日に全球団が一斉に切り替えねばならぬ。それだけのストックが出来た後でないと公平さを欠くというものだ。これは作り直しの場合にも当てはまる。

最後に取引の慣例として、不良品を無理して使って貰う場合、謝罪の意味を含めて値引きするのである。今回はどのくらい値引きしたのか明確にして欲しいのだ。世間を騒がせたのだ。それなりのペナルティを払ったことを明確にすべし。