後期高齢者医療-朝令暮改をする気のようだ-厚労省は意識改革が必要2009/06/06 19:03

昨日の日経の記事を見て考えた。後期高齢者医療制度を見直すと言うことだ。しかも廃止に近い方向で。

今に始まったわけではないが、厚生官僚の立案は信用できないものだらけである。

兎に角データの取り扱いがなっとらん。厳しい数値を取って考えるべき所と楽観的に見て考えるところとの区別が出来ていない。その結果は見てのとおり予測が当たったためしがないのだ。

次ぎに立案したもののデメリットの検討などやっているのか疑問である。失敗しても被害を最小にすることなどできない。混乱を招くのみである。

最後に国民不在、自分たちの小利を何とかしようという魂胆が丸見えである。社会保険庁の年金処理がその例と言える。

この連中を国民に奉仕させるためには政治家が頑張る必要があるのだが。

政権担当能力論議-自民党のみがあると言える論拠は何か2009/06/07 19:07

総選挙に臨む態度として自民党はが政権担当能力があることを誇示しようとしている。

その論拠はあまり明確でないようである。現在の政治の混迷からして自民党が政権担当能力があるのかはっきりと証明できないのではないか。

一方民主党が政権担当能力があるという論拠もはっきりしない。今のところ未知数の魅力があるとしか言えないのである。

いずれにしろ現在のトラブルの要因の一つとして、官僚の問題が挙げられるであろう。

官僚を如何に指導する力があるのかが政権担当能力の最大条件と言えるのではないか。

官僚の思うがままになれば日本はおかしくなりかねないのである。「省益あって国益無し」と言われる連中だからである。

無差別殺人事件-死刑願望に対策は?2009/06/08 19:12

無差別殺人事件に関する2つの記事が見られた。

一つは池田小学校事件でもう一つは秋葉原歩行者天国事件である。

2つとも死刑願望が犯行の理由とされ、現に池田事件の犯人は死刑が執行された。

これらの事件が問題となるのは死刑願望で無差別殺人をすることである。巻き添えになった被害者はとうていやりきれないものである。

自殺よりも死刑を指向するのはおかしな理屈とも言えるが、これを振り回すごく僅かの人物が事件を巻き起こしているのである。

自殺願望に対してカウンセリングなどが試みられている。それなりに効果も出ている。死刑願望に関してもカウンセリングの対象とならないか。研究すべきであろう。

無荒史談197-征夷大将軍-徳川秀忠2009/06/10 19:21

家康の子供の中で守成が出来たのは彼だけであったのかも知れない。たいした武功を示せないのに後継者として選ばれたのである。

彼は守成においてその能力を発揮した。秩序を保つためにはあらゆる情実を排したのである。

統制にしたがわなかった大名は全て排除された。外様はゆうに及ばず、譜代や親藩もその論理から逃れることは出来なかったのである。いや、親藩であったために却って厳密に対処された例もあったようである。身内に厳しいことが外様に恐怖を及ぼすのである。

政治の中心と大名の禄高は完全に分離された。外様大名が富裕とならないために工事を申しつけ、その代金を負担させることでその財力を削いだのである。一方政治の中心はもっぱら譜代大名が担当することとなったが、その禄高は比較的少ないのである。

この結果徳川幕府に反逆するような大名は現れなくなる。

北朝鮮制裁-うまく行かねば発想を転換してみたら2009/06/11 19:03

漸く北朝鮮に対する制裁が国連安保理で採択されようとしている。

難航し、難産した決議である。

これまでの構図は日米など強硬派の提案を中ロなどが和らげるという構図を取ってきた。

今度の決議で進展が見られないようであれば発想を転換してみるのも一案と思う。

その一つは中ロから「有効」とみられる制裁案を先に提案してもらうことである。つまり制裁の実を挙げるのに中ロ両国に責任を持った発言を要望することである。

もう一つは中国が恐れている北の「暴発」が現実に起こるとしてその対策を考えた提案をすることである。現在のように北が意地を張っている限り暴発することは予想した対策とすべきなのである。

要約すれば北の暴発の可能性が高いことを前提として中国に対策を考えてもらうと言うことだ。