無荒老人の放言録

ドイツはギリシャなどの経済不安国に対してこれ以上の援助を拒否するようだ。

ドイツも民主主義国家である以上選挙民の意志を無視し得ないのである。

この「選挙民の意志」を考えずに他国に多大の期待を持つことが出来ないという実例である。

極論すればドイツの国民にとりギリシャの破綻はそんなに大問題ではないと思われていることだ。つまりギリシャにこれ以上の支援を自分たちの税金で賄うことを推進する政府など要らないと言うことになる。

この風潮があれば政権担当者はこれ以上のギリシャ支援などできないのは理の当然である。

ユーロがギリシャのために安くなればそれは望外の利益と感じているのではないか。

ともあれ諸国がギリシャのデフォルトがドイツにどれだけのマイナスとなるかを示さねばドイツ政府が行動しにくいのではないか。