人民元相場-四面楚歌になりつつある ― 2010/10/01 18:58
最初に行動を起こしたのはアメリカ議会である。人民元が20-40%安いというものだ。それに対する相殺関税を掛けると息巻いている。
現在人民元が実勢より大幅に安いと言うのは中国以外の国が実感しその改善を要望ているところである。中国としては人民元包囲網が出来るのは避けたいのであろう。
ところが人民元の平価切り上げは国内で猛反発を食うのが目に見えているのではないか。政権にとり死活問題となりかねないのである。
人民元平価の問題が大きくなれば中国は「尖閣」などに関わっている暇はなくなるのではないか。「尖閣」はうやむやにしたい。そして通貨問題に取り組みたいというのが本音では無かろうか。
中国の泣き所は人民元問題で外国企業が一斉に引き上げることなのである。中国は今この対策が出来ていないのではないか。
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