海賊版防止条約-中国が参加しなければ意味がない2010/10/02 18:45

「海賊版防止条約」の案が出来たそうな。ところが海賊版の本拠の中国が参加していない。これでは作るだけムダというものではないか。

中国人には「知的所有権」という概念がそもそも欠けているのである。これは中国政府も熟知しているとも考えられる。又、他の途上国民も知的所有権には関心がないのではないか。

そのために中国政府は現時点でこの条約に参加するなどとうてい出来ないのである。国内の取り締まりなど急に言われても実質的に不可能なのである。

まずは中国政府に対して国民が知的所有権を理解し、それを遵守することの大切さを教育する様に義務づけることである。

中国人民が理解しない限りこの問題が解決するとは考え難いのである。それが出来るのは中国政府以外にはない。

知的所有権に対して途上国が真剣に取り組む様にすることなくして「世に偽物の種は尽きまじ」となるのでは無かろうか。まずはそのための努力が必要であり、先進諸国が急いで実効を上げようとしても所詮無理ではないか。