北極海航路-LNG輸送成功-温暖化との関係について2012/12/06 17:03

ロシアのガスブロム社が北極海航路でLNG輸送に成功した。今の季節であるから半年以上この航路が使えると見てよいだろう。

例え半年でも経済的な航路が出来るとなればアジアとヨーロッパの交易によい影響を及ぼすであろう。

ただ、北極海航路が実用化されたのは温暖化の影響ではないか。

そうであれば炭酸ガス濃度の目標を掲げそれが維持できるように排出量を決めたら人類に好都合であろう。

勿論生態系への影響も勘案すべきではあるが、より好ましい生態系への考慮もあって然るべきだろう。

この辺の議論も今後行われるとよいのではないか。

各党公約判定-景気対策-全党落第2012/12/07 17:08

これは新聞に掲載されたダイジェスト版による無荒老の個人的意見である。

各党ともデフレ対策として物価上昇の目標を掲げている。しかし、目標を掲げてもその実現手段がなければ絵に描いた餅なのだ。この数字は評価する価値はない。

実現手段で見られたのが金融緩和である。しかし、金融緩和が最近効果が出なくなったのが感じられる。金融緩和は手段として落第だろう。

そのほかに挙げられた具体策は見あたらない。つまり各党ともお題目だけで実行手段を持たないと判定した。

つまり景気対策に有効な提案をしている政党はなく、従って全党落第と判定する。

各党公約判定-TPP-合格は1党のみ2012/12/08 17:00

TPP参加は製造業界と農業界とで意見が正反対である。これを両立するように出来るのが政治というものであろう。

現在の農業界の意見を基にTPPに反対する党、条件を付ける党が多い中で、みんなの党の公約は評価してよいと思う。

農水産物の輸出振興を明確にあげたのはみんなの党だけである。他の党は余り取り上げていない。

農水産物の輸出が盛んになれば農業界がTPPに反対することはなくなるのではないか。農水産業はTPPで利益が出るのである。

外国産の農水産品の輸入が増えても、それ以上に日本からの輸出が増えればよいのだ。

現に日本の農水産品は輸出されているのである。それもコメを始めとして国際競争力があるものがあるのだ。

人間安いだけで食料を買っていない。味や安全や栄養などを考慮しているのだ。当然「非価格競争」があり、それに勝てば輸出できるのだ。

各党公約判定-原発関連-全党落第2012/12/09 17:29

原発を止めたと言って電力会社が値上げしようとしている。コスト関連で電力会社はそうせざるをえないのかも知れない。

各党とも電気料金について言及していない。

電力値上げは産業界には死活問題であるし、消費者にとってもさらなる負担となるのだ。

原発を考える時電気料金をどう考えるのか。原発と電気料金とは不可分のものとして扱って貰わないと国民は困るのではないか。

原発停止で電気料金が上がり、それが物価に反映しても景気には何の足しにもならないのだ。

各党公約判定-財源-まともな論議は各党とも無い2012/12/10 17:11

選挙となれば口当たりのよい話ばかりを公約にあげるキライがあるが、国民の痛みを招く可能性のある財源問題は当然のことながらどこかへ消えてしまった。話が出ても定性的で収支の計算を試みたとは思えないのだ。

これでは判定すら出来ない。そもそも各党とも公約実現の財源を余り考慮していないように見える。

財源問題は当然次の政権が立ち向かわねばならず、選挙公約の足を引っ張ることになるだろう。

民主党が公約財源の計算を誤ったため国民の信頼をなくしたのは最近のことであるが、他の政党が政権を取ったとしても、財源問題は避けて通れないのではないか。

当面の財源の他に多額の累積国債残高も重要な問題ではあるのだが。