洋上給油-総選挙は見直しのチャンス2009/07/26 18:59

民主党のマニフェストでの洋上給油の扱いが他党の批判にさらされている。

ただ、今回の選挙の見通しでは今までの自民党の政策がそのまま通らないのは確実である。

洋上給油が始まってから8年になる。その間対象である中東地域の情勢は大きく変化している。

この際どうするかを現状に照らして反省するとともに8年間に生じた問題点を明らかにして全面的に見直すべきであろう。

状況の変化の最大のものはイラクのフセイン政権の崩壊であり、ソマリアの海賊の猖獗である。

発生した問題点の最大なるものは情報の透明性である。航海日誌の破棄などは論外であるが、目的外の使用を曖昧にするのはおかしいと思う。

日本の国際貢献は与野党がともに納得できる姿で行うのが望ましく、政争の具としてはいけないのではないか。野党が納得できないことを押しつけてはいけないし、与党が困惑することを以て政争の具とすべきではないだろう。要は国民の殆どが納得できるものでなくてはならない。

勿論他国の顔色を伺うようなものではなく、日本が堂々と胸を張って主張する国際貢献でなくてはならない。