北方領土-帝国主義の論理は厳しいのだ2010/11/02 18:46

『北方領土』はロシアの論理からすれば「第二次大戦で日本から奪い取った正当な領土』である。それが以前日本固有の領土であったことなど関係ないのだ。これは帝国主義の立場からすれば当然な論理である。

ここで帝国主義というのはレーニンが指摘した資本主義の結果ではない。東は周王朝、西はバビロン・エジプト以来の古典的な帝国主義なのである。建前では第一次世界大戦後の清王朝,オスマントルコ、帝政ロシアの崩壊で終焉したと見られていたがここに来てその亡霊が復活したとのキライは否定できない。ロシア以外にも中国もそうである。

帝政ロシアは清国から外興安嶺以東の極東をどさくさ紛れに略奪したのではないか。第二次大戦でソ連は千島をどさくさ紛れに奪取したのである。そしてそれは戦利品として正当化しているのである。

アメリカは小笠原諸島や沖縄を日本に返還した。これは例外とすべきであろう。無荒老は敗戦時には沖縄も小笠原もアメリカ領となりかねないと覚悟していたのである。その時の多くの人はそう思っていたのではないか。

多分アメリカは日本の利用価値を考えて小笠原や沖縄を返却してと思う。その結果は成功したと思う。

帝政ロシアの構想はその後ソ連を経て現在のロシア共和国に受け継がれていると思ってまず間違いない。

コメント

_ 奔放な旅人 ― 2010/11/02 22:56

こんにちは。

軍事的にも豊かな海を抱えた経済的にも絶対にロシアは返還しません。
今回のメドベージェフ大統領国後島訪問は、尖閣諸島にとっても
重大な意味を持ちます。
益々中国は強硬姿勢となり、中国海軍を使って上陸するかも知れません。
日本はそれを阻止する事など不可能。
アメリカは日米安保条約による行動をしている様に見せるだけ。
結局、尖閣諸島は占領されます。
メドベージェフ大統領の国後島訪問は、中国に変な自信を付けさせただけ。

またまた失礼しました。

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