総選挙後10日-マーケットの反応は?2009/09/09 19:07

選挙の結果政権交代が明確になってから10日経った。

マーケットは選挙前から見てドラスティックな変化は見せなかった。

長年の自民党政権の崩壊という時日から見て意外とも思われる現象である。株式市場は通常の動きの範囲内とみられるし、外為市場は僅かに円高に振れただけで、これが新政権に起因すると言うことは必ずしも言えないと思われる。

これを考察するに、日本経済を大きく変えない範囲での政治改革があるとマーケットが見ていると思う。

無荒老が推察するに、民主党は公約実施の財源として民主党が官僚の無駄遣いと判定した部署の予算を削ることで捻出すると思われる。

即ち民主党から「無駄使い」と見なされた部署は予算や補助金を大きく減額される。それは民主党の公約にばらまかれるのである。つまり国からの支出は総額では大きく変わらないものの、支出先では大きく変わると言うことである。

ということは政府支出には総額で大きな変化がないということで、下がる銘柄もあれば上がる銘柄もあることになる。マーケットはそこを見ているのではないか。