無荒史談215-日本の神々-近江神宮2009/09/10 18:53

主神は天智天皇である。意外にも昭和に創建された新しい神社である。

天皇は自ら剣を取ったクーデターで蘇我本家を滅ぼし、大化の改新を行い、天皇家の権威を確立した方である。ただ、無荒老はこの時皇太子であったという日本書紀の内容には疑問を持っている。その場の状況説明から見るに皇太子は皇極天皇と同席していた古人大江皇子とした方が説明が効く。蘇我氏から見たらノーマークに近い方であるからクーデターが成功したと思っている。

天皇は歌人としても知られ、百人一首の最初の歌が御製と伝えられている。しかし、この歌は万葉集では御製として見えていない。読み人知らずの中に類似の歌があるだけである。この為カルタ選手権-名人位・クイーン位-がこの神社で行われている。