自民党総裁選挙-何かが欠けている2009/09/21 19:15

自民党総裁選挙に関する記事が報道されている。

ところが各候補者の発言にあまり迫力が感じられないと思う。

無荒老に言わせれば自民党の危機をあまり理解していないのではないか。

兎に角「政権与党」と言うだけで尻尾を振っていた団体は殆ど自民党支持から距離を置いているのである。恐らく「逃げる」団体も出てくるであろう。

これは選挙の得票数と同時に資金面で多大のダメージを与えるものである。

従来からの支持団体を如何につなぎ止める事や、今後急速に減少するであろう政治資金に関して考慮していなければ、来年の参議院選挙も4年後に予想される衆参同日選挙にも勝ち目はないのである。

これらの難関を突破するには民主党の「敵失」に頼ることは無理であろう。民主党はその予防に可成りの精力をそそぐと見られている。

そのためには現在の自民党の強み、弱みを解析することが必要なのである。ところがこのような作戦は鳩山首相が得意とするORの分野でもあるのである。

自民党としては民主党を上回る智恵が出る人物を新総裁とすべきである。これが出来なければ、次々と選挙に敗北するのである。民主党は選挙に勝つための布陣を早くもとっているのであるから、自民党としてもこれに対抗するのは容易ではないはずである。

今回の3候補とも二この点に関して欠けているとしか思えない。