谷垣自民党-2番底から出直すことになるのでは2009/09/29 18:49

自民党は総選挙で大敗を喫したがこれが最低ではないとの認識が必要であろう。

無荒老の予想ではもう一段の下げがある2番底を経験すると思う。

即ち総選挙ではまだ政権与党であったものが大敗を喫した今、政権を失い野党となってしまったのである。ということは「利権」から縁が遠くなったのである。

今までの支持団体の献金はかなりの量が民主党に流れるであろう。企業・団体にとってこの不景気に献金の絶対量を増やせないのである。企業・団体献金が禁止されたとき、企業・団体幹部の名義で個人献金がなされるだろうがその半数以上は民主党に流れると見なくてはならない。この結果自民党は資金不足に陥りかねないのである。

今回の総裁選挙での地方での投票率の低下は、党員のさらなる減少の前兆ではないか。健在という地方組織も下手をするとガタが来る。

今後党員の造反も覚悟すべきであろう。そこで信念を持って自民党に残った人材が再建の基礎となるはずである。

一方で今日の大敗をもたらした責任ある人物の影響力は排除しなければならない。これは今後の自民党によい影響をもたらすとは考えがたい。

2番底が来ると考え、そこからの再出発を試みることが自民党再建の王道ではないか。